第６回(株)島津製作所様技能競技会にまたまた参加させていただきました。当社の参加は第２回から４連続になります。
今回は旋盤競技となりました。入社６年目、製造２課のマインさんに競技者として出場していただくことになりました。
マインさんはベトナム人でオークマのMULTUS B200Ⅱを使った複合旋盤加工に従事しています。
加工方法から工具の選定、加工プログラム、段取り、完成まで、全て一人で担当しています。

今回はφ48長さ80で、課題図面で一番の難所はφ0.3の穴でした。極小径の穴になると、本来なら10,000回転以上必要ですが、旋盤でそこまでの高回転は回らないので、5,000回転で加工することにしました。前日の練習では一度折れましたが、少し条件を変え本番は折れずに乗り切りました。
２時間で加工プログラムの作成、工具の取り付け、加工、計測まで完了しなければならないので、正確さとスピードが要求されます。
２時間以内に完成！ミスも無く終了。
通常業務のスケジュールもタイトな中、時間を捻出し競技会の準備は大変だったと思います。マインさん本当にお疲れ様でした！

マインさんの感想

(株)島津製作所様競技会に初めて参加しました。この競技会は、2時間という限られた時間内にプログラムを作成し、その後、刃物を取り付けて実際に加工を行うという内容でした。
私は初めての参加でしたが、最初は不安もありました。練習の時は∅0.3ドリルが折れました。少しずつ調整して、主軸回転を5000回/分上げて穴をあけました。刃物の取り扱いやプログラム作成の重要性を実感することができました。精密な加工を行うためには細かな調整が必要であり、その過程で多くの学びがありました。この経験は、今後の技術向上に大いに役立つ貴重な機会となりました。