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機械加工

今年も㈱島津製作所様技能競技会に参加させていただきました。

島津競技会光景

一昨年はこのブログの筆者である私が参加させていただいたのですが、11社中5位と言う結果でした。優勝した人は全ての幾何公差、寸法公差をど真ん中で仕上げていました。世の中には上には上がいると思い知らされ、とても勉強になりました。

今回は当社製造部でまだ3年ほどですが、成長著しいベトナム人のクオックさんに出場してもらう事にしました。「出場する?」と聞くと、二つ返事で「やります!」と言うことで挑戦してもらいました。

それからは昼休みも加工プログラムを早く作る練習を自主的にやっていました。というのも競技会では加工プログラムの作成、段取り、加工、検査までを2時間以内で完了させなければなりません。前日は全行程通しで練習を何度か行い、最終的には1時間45分くらいでできるようになっていました。

競技会当日、なんと出場7社中・・・

当日は午後1時頃に島津製作所様競技会の担当者の方が2名来られ、競技会の準備を着々と進めておられたのですが、前回は無かったカメラが設置され、遠隔で競技会審査員の方が審査するという状況でした。

競技会モニター画像
プログラム作成中のモニターと手元をWEBカメラで撮影していました。(競技中)

そして午後1時半頃競技会がスタート!クオックさんは緊張していると言っていましたが、全くトラブルなく順調にプログラム→工具のセット→加工→検査とかなりのスピードで終わって行きました。そして課題の製品が完成して、クオックさんが手を挙げました。

するとストップウオッチのタイムは練習よりも早い1時間32分。これはかなり早いのでは!?

競技会の担当の方に聞くと、出場7社中最速タイムだそうです。

プログラムも対話式じゃないのに、すごいと思います。

しかし審査の対象はもちろん時間だけでは無いので、結果はまだわかりませんがかなり期待できるのではないでしょうか。(課題の図面及び、完成品は公開できません。)

出場したクオックさんの感想

競技中のクオックさん
競技中のクオックさん

私は入社して3年間経ちました。先輩方に知識、技術を教えてもらっていますが自分の能力が今どのくらいなのかがわからなかったので、島津製作所様主催の技能競技会に参加させていただいて腕試しの機会にしようと思いました。

島津製作所様技能競技会の図面は寸法公差・面粗度・幾何公差が厳しく、加工手順の作成が難しかったです。初めの頃の段取り時間はとてもかかったので、初めは制限時間2時間以内は無理だと思いましたが、何度も練習したので当日はとても早くできました。

いい結果を期待して発表の日を待っています。

これからも加工技術の勉強を将来に向けてがんばっていきたいと思います。

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